最終更新日 2023年6月27日

「大成建設の取り組みに興味がある」
「大成建設の株価は?」
「大成建設の入社したら年収はどれぐらい期待できるの?」

日本は全国土の80パーセントが山という島国です。
その島国でも約1億5000人以上が暮らしており、列島全土に都市が建設をされています。
江戸時代までは全人口が6000万人程度となっていましたが、これは住む場所が確保できずにいたためです。
造成を実施することで平地が増え、そして多くの家族を持つ家庭と人が増加をしたといえるでしょう。
都市造成をするのが建設会社であり、国内には2021年現在で全国に8000件以上も存在をしています。
個人住宅の建造にも尽力をされるケースも多く、大企業であれば自治体のインフラ整備から高層ビルの建設もおこなっています。
大企業と呼べる会社は非常に少ないものですが、そのうちのひとつが大成建設です。
そこでここでは、この大成建設の成り立ちと歴史、取り組んでいる業務をピックアップしてお伝えしましょう。

大成建設の歴史

まず会社が誕生したのは1949年で、神奈川県相模原市に本社を構えています。
当時は戦後復興真っ只中の時代で、この会社ではGHQの命令により東京都内の造成工事を任されていました。
まずは皇居周辺の千代田区内の整備、そして中央官庁を設けるためのビルの建築となっており霞が関一帯の整備は大成が担ってたほどです。
1970年代になると、今度は都市開発に着手をされていきます。
首都高速道路から地下鉄の建設が主な業務で、この段階ではまだ個人住宅を担当する部署はありませんでした。
当時は企業内だけでスタッフではなく。
委託をメインとされており、工務店などと契約をして従業員をまかなっていた会社です。
その後、1980年代のバブル景気が訪れると個人間で戸建てやマンションを手に入れようという方が数多くなりました。
ここから個人住宅やマンションの施工をスタートしており、現在のスタイルが確立をされます。
多くの方が一度は大成建設の名前を聞いたことがあるでしょう。
テレビコマーシャルも流されており、国内大手の企業といっても過言ではありません。

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環境に配慮をした業務へとシフトチェンジ

2000年以降になると、環境に配慮をした業務へとシフトチェンジをされるに至ります。
SDGs運動が世界各国で活発となり、2025年までに地球規模で二酸化炭素の発生率を80パーセントの割合で、削減をしようという共同声明を出されたのは記憶に新しいものです。
先進七か国会議で議決をされ、日本でも脱炭素発電へとシフトチェンジをするようになりました。
そして住宅の設計にも省エネルギー装置の取付を義務付けており、東京都内ではその基準に満たしていないと新築住居を手に入れることはできません。
省エネルギー設備とは太陽光ソーラーパネルのほかに、地熱発電・断熱素材・二重窓となり、大成ではこれらをすべて網羅した自社独自の住居を完成させています。
あらゆる素材を自社で開発をしており、屋根に至ってはアルミ板のスレート素材というものを導入されました。
これは特許を取得しており、国内ではこの会社に依頼をしないと使うことはできません。

注文住宅という施工法も編み出す


画像引用:注文住宅で後悔してしまいがちなポイントと後悔しないためのポイントを紹介
また注文住宅という施工法も編み出されたのもポイントで、こちらに至っては他の企業でもたくさん採用をされるに至りました。
簡単にその概要を見ると、外観から内装のデザインを施工主個人で考案ができるものです。
どなたでもはじめて手に入れるマイホームは、限りなく理想的なものが欲しいと思われるでしょう。
外壁の色から使う材料、そして間取りを自分の思い通りのものにしたい場合こと、注文施工が本領を発揮します。
以前だと戸建ては建売が基本でした。
すでにハウスメーカーが取り決めた形でしか購入ができず、家族の構成に見合っていない家になるケースもあったものです。
ところが注文住宅ではその心配はありません。
自分で描いた設計図を持ち込めば、デザイナーが手直しをして完成をさせてくれます。
一生に一度の大きな買い物をする際は、この施工法を取り入れるのが満足のいく結果となること間違いなしです。

長野県や山梨県で毎年大規模な植樹も実施

大成建設では今まで培ってきたノウハウを業務に反映をしており、より快適な建造物の施工を実現されている会社です。
環境保全にも力を入れられていて、国内では長野県や山梨県で毎年大規模な植樹も実施をしています。
この一帯では建材用の材木の伐採が多く、以前は山全体の土が丸見えになるほどのでした。
土砂災害も相次いでおり、これを防止するためにも再び山林を復活させるようになったわけです。
今では豊かな緑が生い茂り、再び自然が復活をしました。
国内だけでなくインドネシアや中南米でも大成建設は緑の再生プロジェクトを実施されており、この点も多くの方の注目を集めるまでになりました。

まとめ

大成建設は国内を代表する大手建設会社です。
その存在に相応しい社会貢献・環境保全運動をされており、ESG投資で毎年多くの方の注目を集めている理由がわかります。
今後もその活動は社会全体に大きな影響を与えていく見通しで、注目をしておきたい企業のひとつと言っても過言ではありません。

 

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投稿者 nisarchive