最終更新日 2023年6月27日

■自動車の発明が石油の価値を大きくした

世界には石油王と言われるような人達が居ますが、このような人達が登場してくる理由は石油というモノが極めて需要が高いという事があるからです。

昔は石油に対する需要がそれほどない時代もあって、石油があっても大して価値が無いというように考えられる事もありました。

石油が価値を持つようになったのは人の暮らしに自動車が登場するようになった頃からという事になるのかもしれません。

この自動車という発明が石油というモノを大きく価値のあるモノにしたという事も言えるのかもしれません。

石油には持ち運びがし易いという極めて重要な意味があったので、これで一気に自動車が世界で利用される乗り物という事になり、自動車と共に世界で使用されることになったので、一気に需要が高くなるという事がありました。そして、石油さえ採掘できれば国が大金持ちになるという事も出来る時代が到来したという事です。

つまり、個人の資産がというレベルではなく、国が栄えるというレベルにまでなったのが、この資源の特徴という事になるのかもしれません。

現在産油国というのはこの採掘によって国が支えられるというような事になっているので極めてこの石油というモノが持つ意味は大きなものとなっていると考えて良いでしょう。

何しろ既にそこにあるものを採掘するだけで世界中から買い手が集まるというような事になっていて、この資源無しでは生活することからままならないというのが今の人の暮らしという事になっています。

今では火力発電所でも石油を使用して発電をしているという状態ですから、これが無くては電気も作る事が出来ないという状態になっている。

昔から考えるとそれ程に人の暮らしが変わったということになりますが、それぐらいに人の暮らしが試験に依存する暮らしになったという事も言えるのかもしれません。

■国家が買い手となり採掘するだけでいい簡単なビジネス

その為、産油国は莫大な利益を獲得することが出来るようになりました。

石油王というような人が出てくるのもその為です。

何しろ国家が買い手となってくるわけですから、もう個人の商売の域を超えているという事になるでしょう。

そこにあるものを採掘するだけでいいわけですから、これほど簡単なビジネスはありません。

その為、一気に産油国は世界的なお金持ちの国になる事が出来ました。

このような国では教育も無料で受けられたり、病気になっても無料で治療が受けられたりと、極めて安価な行政サービスが受けられるようになっているという特徴があります。

更には、福利厚生のようなものがあって、極めて安価でそのようなサービスを利用することが出来るなど国家として極めて裕福になっているという事も特徴的という事になるのかもしれません。

日本からすると信じられないということになりますが、これは買い手と売り手という全く逆の立場なので仕方が無いという他ない。

何しろ日本には資源が無いので常に買うということしか出来る事はありませんでした。

その為、日本も資源を獲得したいという事で、様々な事を考えるようにはなっているのですが、目下の所まだ現実的に石油以上に利便性の良いものは無いというのが現状という事になります。

何しろ石油は液体で持ち運びに便利で且つ膨大にあるということが極めて凄いという他ありません。

この膨大にある資源がなぜ日本にはないのかということになるのですが、これが不思議な事に無いのでどうしようもない。

■人々が石油を使い続ける限り、石油王が活躍する時代が続く

石油が出来る過程についてはいろいろな事が考えられているのですが、実はよくわかっていないという事もあって、なぜあるところには膨大にあるのかという事も良く分かっていないのです。

植物や動物の死骸などから出来るという説もありますが、それならば一部の地域に固まっているということが説明できないという事になるので、これがまた難しいということにもなります。

何しろ北極などの生物が極めて住みにくいとされているようなところにもあるわけで、こうなると生物とは無関係で地球の内部の方の問題ではないのかという事も考えられてくるわけですが、未だにその謎は分かっていないということになります。

分かるのはこれが見つかると国がとんでもないぐらいに儲かるという事だけで、個人で油田を発見することが出来れば、それだけで資産かになるという事も出来る凄いことだという事です。

世界は脱石油という事を真剣に考えてきたわけですが、今のところはこれに勝るものを発見することは出来ないでいて、環境問題などがしてきされつつも、これに変わるクリーンなエネルギー源は今のところはありません。

利便性が圧倒的に良くて、膨大にあるというこのような最高の資源はそう簡単には無いのです。

ですから、これからも暫くの間は石油王というような人が活躍する時代は続くという事が考えられます。

それは人々が暮らしの中で常にこのエネルギー源を使い続けるという事をしている限り続くという事になるのはほぼ間違いありません。

投稿者 nisarchive