最終更新日 2023年6月27日

日本は地震国などといわれていますが、地震とマグマの関係は密接なものがある、そして火山が大きく関係しているといっても過言ではありません。
日本の中には無数の火山があるわけですが、地下のガスや溶岩などを噴出して生じた山の総称であると同時に、現在でもガスや溶岩を噴出しているところは少なくありません。
このような火山がある近くは地下水がマグマの熱で熱せされ高温度のお湯を作り出す、それが温泉として多くの人々の憩いの場となっているわけです。
そのため、日本は地震国であると同時に癒しを与えてくれる温泉地が多くある国といっても過言ではありません。

九州地方を代表する温泉郷といえば別府温泉郷

日本の温泉は、源泉があってその地域を温泉郷と呼ぶことが多くありますが、九州地方を代表する温泉郷といえば別府温泉郷をイメージされる人も多いのではないでしょうか。
別府温泉郷は、大分県別府市内の各地にある温泉の総称で、その数は数百もあるといわれています。
別府市は温泉都市としての認知度もある場所で、源泉の数や湧き出す量はともに日本一とされます。
源泉は温泉が湧きだす場所でもあり、その数が日本の中でナンバーワンなどからもあちこちで温泉が湧き出ていることになります。

参考情報・・・別府温泉のおすすめ温泉(日帰り・スーパー銭湯)情報|ゆ~ナビ

泉質は11種類でそれぞれに効能・効果があるのが特徴

源泉が多数存在しているので、ここの温泉の泉質は11種類でそれぞれに効能・効果があるのが特徴です。
その11種類とは、単純温泉・二酸化炭素泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉・硫酸塩泉・含鉄泉・含アルミニウム泉・含銅鉄泉・硫黄泉・酸性泉・放射能泉(ラジウム温泉)です。
ただ、入浴用途に利用されているものは放射能線(ラジウム温泉)を除いた10種類になるといわれおり、他の温泉郷では入浴ができるラジウム温泉は除外されているようです。
放射能などからも被爆のリスクがあるわけですが、ここの温泉地のラジウム温泉は放射能のパワーが大きいため入浴用として活用されていないのではないでしょうか。

別府市の豊後国速見郡にある鶴見岳山麓は温泉が多くあり、古代からこの地では温泉があることが知られていたなどの歴史がありますが、鶴見岳は活発な噴火活動を行う火山でもあり、荒地や沼地などの状態になっていて整備そのものが行われていなかったなどの歴史も存在します。
明治の時代に入ると、別府港が完成して大阪との航路が作られて多くの人々が船を利用して別府に訪れるようになった、そして次第に別府市は温泉都市としての役割を持つようになりました。

合計8つの温泉で構成されている別府温泉郷

別府温泉郷は、温泉郷の名前にもなっている別府温泉をはじめ、浜脇温泉・観海寺温泉・堀田温泉・明礬温泉・鉄輪温泉・柴石温泉・亀川温泉、合計8つの温泉で構成されているのが特徴、これら8つを総称して温泉郷は別府八湯の名で認知度を高めています。
源泉が数百以上もある温泉地ですから、同じ温泉郷でも場所が変われば全く違った温泉を楽しむことができる、これもこの温泉郷の魅力の一つといえましょう。
すべての温泉地に出向くためにはかなりの時間も必要になって来るわけですから、社会人などの人々は中々温泉巡りができない状態です。

多くの人が利用する別府温泉の特徴

大分県別府市に訪れたとき、初めての人の多くは温泉郷の名称にもなっている別府温泉を利用するのではないでしょうか。
この温泉地はJR別府駅近くに点在している温泉街の総称でもあり、JRの駅からもアクセスに便利な場所にあるわけですから気軽に訪れることができるわけです。
この温泉街には、単純泉・食塩泉・重曹泉、重炭酸土類泉など異なる泉質の温泉が多数あるので、当エリア内だけでも色々な温泉巡りができるメリットもあります。
ちなみに、温泉地には地元の人々が利用する共同浴場も多くあるわけですが、当エリアには町内会経営の共同温泉があり観光で訪れた人も利用することができるようです。
一般的に、共同浴場は地元の人々は入浴できるけれども、外部から訪れた人いわゆる観光客は入浴ができないケースが多いのですが、こちらは気軽に利用できるのも嬉しいといえましょう。

共同浴場は最低限のマナーを守ることが重要

共同浴場は、あくまでも地元の人々のためのお風呂であり観光などで訪れた場合に利用する際には最低限のマナーを守ることが重要です。
例えば、お酒に酔った状態で行かないことや湯船の中で騒いだりしないこと、お子さんを連れている場合などでは浴槽の中で泳がないようにさせるなども大切ですよね。
それと、源泉から直接お湯を入れている関係からお湯の温度が高めでそのままでは入れないこともあるわけですが、水を大量に入れてお湯の温度を下げないこともマナーの一つです。
マナーを守り温泉を楽しむことは共同浴場に限ったことではないけれども、観光に訪れたときに利用できる理由はマナーを守っている人が多いためです。
仮に、マナーを守らず利用する観光客が増えれば利用できなくなる可能性もあるので注意しましょう。

まとめ

浜脇温泉は朝見川の河口一帯にある温泉街、JR東別府駅の目の前にある海沿いにある温泉地です。
こちらにも共同浴場が多数あるのですが、規模が比較的小さいところが多いため中を覗いて誰も入浴していないときを狙うのがおすすめです。

投稿者 nisarchive