最終更新日 2023年6月27日

誰にでも簡単に設立しやすくなった一般社団法人ですが、立ち上げた時のメリットを考えてみましょう。

1:設立費用があまりかからない点。

一般社団法人の設立費用は専門家に依頼した場合に掛かる費用を除けば、約11万円で立ち上げれるのに対して、株式会社の設立費用は約25万円かかります。

2:非営利団体だという点。

世間的なイメージになりますが、非営利団体ということで、クリーンで、社会に貢献しているというイメージを世間に与えることができ、社会性や公共性を訴えることができます。
社団法人ということで、信用力を得る事ができ、個人よりも法人格を得たほうが相手にも安心感を与える事ができます。

3:寄付金制度の適用を除外される点。

一定の条件を満たした場合の公益事業への寄付は、株式会社の場合には寄付金課税の適用を受けてしまい、経費としては認められない場合があるのですが、一般社団法人の場合はそれがありません。

4:税制上の優遇装置を受けられる点。

一般社団法人を設立すれば、税制上の優遇装置を受けられるようになります。
さらに将来、諸条件をクリアして、「公益社団法人」になれば、そこでまた税制上の優遇装置受けられるようになります。

5:法人名を使用できる点。

法人名義の銀行口座を開設したり、
不動産の登記をすることができます。
ボランティア団体やサークルなどの団体は、団体名義で銀行口座を開設したり、不動産の登記をすることが出来ないので、代表者の個人名義で行うしか方法はありませんでした。

しかし、一般社団法人設立後は、法人名義で口座開設や不動産登記が可能になります。
一般社団法人を設立した場合には、設立前にはなかった、上記で説明したような様々なメリットがあります。

投稿者 nisarchive